IEEE広島支部では、広島市立大学サテライトキャンパスにおいて下記の講演会を主催いたします。ご興味がございます方は是非ともご出席くださいますようお願い申し上げます。
日時:2019年8月31日(土)14:00~14:45
場所:広島市立大学サテライトキャンパス PCルーム
https://www.hiroshima-cu.ac.jp/service/category0004/
題目:超高速通信サービスを支えるフォトニクス技術の動向
講師:増田 浩次、北村 心(島根大学)
概要:
次世代移動通信方式である5Gなどの超高速通信サービスを支えるフォトニクス技術(光通信およびその周辺技術)の動向について概要を示すとともに、その具体例を紹介する。近年における広帯域(ブロードバンド)アクセスネットワークとコアネットワークの高速・大容量化は、ともに顕著な指数関数的な伸びを示している。
例としては、長距離光ファイバ通信における伝送容量は、これまで、40年以上の期間において、20年あたり約1000倍から1万倍程度の伸びを示しており、5Gの普及や、IoT、ビッグデータなどのニーズを鑑みると、今後も同様な傾向が続くものと予想される。光ファイバ通信は、上記の超高速通信サービス実現のための必須技術であるが、近年の大容量化実現技術として、新規な空間多重伝送システム技術を挙げることができる。具体的には、マルチコアファイバやマルチモードファイバを伝送ファイバとした用いた超大容量の中継伝送技術である。その伝送システムの伝送容量としては、ペタ(Peta)からエクサ(Exa)ビット毎秒クラスのものが研究されている。本講演では、その超大容量伝送システムの主要な要素技術として、マルチコア光ファイバ増幅器技術を取り挙げ、その具体的な研究例として、マルチコア光ファイバ増幅器の全光型制御技術などを紹介する。
参加費:無料
事前申込:不要本件のお問合わせ先:
高野 知佐(広島市立大学情報科学研究科)
E-mail: takano&hiroshima-cu.ac.jp (送信時に&を@に換えてください)