IEEE広島支部総会2000

■1  2000年事業計画

2000年度は講演会3回,理事会2回を予定している。また,第2回IEEE広島学生シンポジウムが広島で開催されることが決定している。事業計画の詳細は下記の通りである。


2000年4月21日

■総会 広島 ASTER PLAZA(アステールプラザ)
■講演会
講演者 神戸大学名誉教授  平井 一正 教授
講演題目 未知への挑戦ーヒマラヤ初登頂
■理事会

2000年6月14日

■講演会 岡山大学
講演者 京都大学 宅間 董 教授
講演題目 SF6と地球温暖化

2000年9月上旬 ■理事会 島根
2000年11月中旬

■講演会 広島
講演者候補 ICNP2000関係者

2000年12月中旬

■第2回IEEE広島学生シンポジウム 広島
●学生実行委員会を早く立ち上げるため早急に各大学から委員を推薦してもらいたい。


■2  2000年事業実施報告

2000年は,総会1回,理事会1回,講演会3回を実施した.2001年1月には,第2回IEEE広島支部学生シンポジウム(HISS2001)を開催した.個別の事業の詳細は下記の通りである.

2000年4月21日 ■総会 広島 ASTER PLAZA(アステールプラザ)
参加者16名
1999年事業実施報告,第1回IEEE広島学生シンポジウムの決算報告,1999年決算報告が報告された後,2000年事業計画,2000年予算計画の審議を行い,提案通り承認された.
2000年4月21日 ■講演会 広島 ASTER PLAZA(アステールプラザ)
講演者 神戸大学名誉教授  平井 一正 教授
講演題目 未知への挑戦ーヒマラヤ初登頂
参加者26名
2000年6月14日 ■講演会 岡山大学
講演者 京都大学大学院工学研究科 宅間 董 教授、IEEE Fellow
講演題目 SF6(六フッ化硫黄)と地球温暖化
参加者113名
2000年8月28日 ■理事会 島根大学
参加者6名
6月の講演会の報告,12月の講演会の計画が紹介された後,次期役員の推薦および選挙について議論した.その結果,できるだけ複数の候補者を推薦することが同意された.また,第2回IEEE広島支部学生シンポジウムの準備状況について報告があった.
2000年12月28日 ■講演会 広島市立大学
講演者 David Lee 博士、Vice President of Bell Laboratories Research
IEEE Fellow
講演題目 Integrated System Interoperability Testing with Applications to VoIP
参加者20名
2001年1月13日,
14 日
■第2回IEEE広島支部学生シンポジウム
広島市立基町高校
参加者 13日 189名
14日 153名

本シンポジウムは積極性,自主性を備えた学生を育てるという広島支部の目標の一つを達成するために2000年に引き続き開催された2回目のシンポジウムである.本シンポジウムの特徴は3つあり,学生が主体となって本シンポジウムを企画,運営を行ったこと,研究発表では質問主導型の発表形式を採用したこと,論文概要を審査したことである.実行委員会は委員長西田賢司君(広島市立大学博士前期課程1年)をはじめ広島市立大学、広島大学、山口大学、岡山大学、島根大学、鳥取大学から選出された学生で組織され、立派にその職務を果たした。本シンポジウムは,開催趣旨に賛同された2つの財団からの多額の援助金等により支えられた.本シンポジウムは,ATR顧問葉原耕平氏による基調講演「人や自然の奥深さに学ぼう」,NTT広島放送局尾崎雄一氏による基調講演「BSデジタルの技術動向」,2つのパネル討論「ITが創造する新しい社会」,「サイバー時代の倫理」,学生による一般発表件数91件で構成された.一般発表は全てポスター形式で並行して行われた。本シンポジウムの参加者は連日150名を超え,新聞取材が行われる等,注目を集め盛況であった.

なお,第2回IEEE広島支部学生シンポジウムの準備のために広島大学,岡山大学,山口大学,島根大学,鳥取大学,広島市立大学から選出された学生が広島市に集まり6月26日,9月29日,12月14日に実行委員会が開催された.

第2回IEEE広島支部学生シンポジウムでは,下記の通り,HISS最優秀研究賞,HISS優秀研究賞,HISS最優秀プレゼンテーション賞,HISS優秀プレゼンテーション賞が選出され,表彰された.また,第1回IEEE広島支部学生シンポジウムで顕著な活躍が認められた神成直輝(実行委員長),中安とし子(実行委員)の両名にHISS貢献賞を授与し,2001年の総会で表彰することが決まった.

■HISS最優秀研究賞
通信分野 福島正子 広島市立大学
「鳥取県西部地震に呼応したVHF帯自然界電磁波の観測」
■HISS優秀研究賞
・情報分野 檀原龍正 岡山県立大学
「音声駆動型身体引き込みインタラクションシステム:InterRobotとInterActorの開発」
・電気分野 宮脇大輔 広島大学
「IC設計の信頼性のためのテクノロジーと回路特性のばらつきの相互関係付け手法」
・電子分野 溝田寿  岡山大学
「多層基板の平行平板共振特性の高速解析」
・情報分野 秋成秀紀 広島大学
「遠隔制御プロトコルを用いた情報コンセントシステム」
・情報分野 岩内宣之 広島大学
「遺伝パラメータの適応的調整機能をもつ並列遺伝的アルゴリズムのPVMへの実装と実験的評価」
・通信分野 松尾忠宜 山口大学
「実数直交PN系列による電子透かしにおける埋め込み位置の決定法」

■HISS最優秀プレゼンテーション賞
・情報分野 檀原龍正 岡山県立大学
「音声駆動型身体引き込みインタラクションシステム:InterRobotとInterActorの開発」
■HISS優秀プレゼンテーション賞
・通信分野 福島正子 広島市立大学
「鳥取県西部地震に呼応したVHF帯自然界電磁波の観測」
・情報分野 岡本愛子 岡山県立大学
「マルチメディアコンテンツのモデリング方式の考察」
・情報分野 白石憲一 山口大学
「インタフェースボードの割込みを処理するためのシステムのモデル化とデッドロックの検出」


■3  2000年決算報告 

(単位:円)


【収入】 繰越金
HISS2000(個人寄付)
HISS2000(企業寄付)
HISS2000(発表申込)
HISS2000(企業紹介)
HISS2000(論文誌売上)
Section Assessment
利息
Section Rebate

597,095
712,076
699,250
274,500
320,000
14,000
710,259
354
299,513


合 計

3,627,047


【支出】 HISS2000
Section Assessment
事務用品
銀行手数料
講演会謝礼と車代
郵送代
2000年総会費

1,379,938
709,524
13,430
1,260
260,000
88,990
39,080


合 計

2,492,222

残 高

1,134,825

(通帳)
(現金)

1,110,069
24,756



■4  2001年IEEE広島支部学生シンポジウム収支決算報告

2001 HISS (単位:円)

[収入] (財)電気通信普及財団
(財)中国電力技術研究財団
(社)電子情報通信学会 中国支部
(社)情報処理学会 中国支部
(社)電気学会 中国支部
論文投稿申込料
論文掲載負担料
論文集売上

1,000,000
200,000
20,000
20,000
20,000
182,000
142,000
26,000


合 計

1,610,000


[支出] 会場設営費
郵送費
傷害保険
懇親会諸費用
印刷物作成費
講演者の諸費用
交通費
雑費

660,240
5,230
20,274
80,764
550,315
78,240
235,578
70,341


合 計

1,700,982