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Laboratory and Company Exhibition List - 展示テーマ

Laboratory Exhibition - 研究室展示(21件)

1. 超伝導工学研究室  山口大学 工学部 電気電子工学科
超伝導って何だろう?

「超伝導」という言葉を耳にしたことがある方は多いと思いますが,実際のところどういったもので,どんなところに利用されているのかを知っている人は意外に少ないと思います.その「超伝導」をより分かりやすく,身近に感じてもらい,たくさんの人たちに「超伝導の技術」がどのようなものかを体験してもらいたいと思います.私たちの生活の中に少しずつ利用され始めている「超伝導」を是非ご覧ください.

2.パワーエレクトロニクス研究室  山口大学 工学部 電気電子工学科
蛍光ランプを点灯する電源回路

現在、カーナビゲーション等に使用される液晶用バックライトには水銀を使用した蛍光ランプが光源として利用されている。しかし、人体への影響などの観点から水銀レス化の必要性が高まってきている。その水銀レス化を実現する蛍光ランプとしてXeガスを利用した希ガス蛍光ランプが注目されている。そこで本研究では、希ガス蛍光ランプに高周波電力を供給する電源回路として従来より使用されてきたロイヤ共振型高周波インバータと高効率を実現する一石共振型ZVSインバータを性能評価した結果について述べている。

3.データベースシステム講座  広島市立大学 情報科学部 知能情報システム工学科
データマイニングとは…?

“データマイニング”とは膨大な情報の中から有益な情報、規則を見つけ出すことを言います。近年データ収集技術の大幅な進歩と、記憶装置の低価格化により、情報収集はたやすい作業になり、山に例えられるほど巨大なデータが存在します。そのような巨大なデータから発見された有益な情報、規則は経営戦略の支援などに用いられます。例えばコンビニ等では顧客が買ったものが顧客データとして存在します。そのデータが蓄積されたデータベースから有益な情報、規則として“パンを買った人は牛乳も一緒に買っていく事が多い”が得られたとすれば、コンビニではパンの棚の側に牛乳の棚を配置する等のマーケティング戦略が立てられます。

しかし巨大なデータベースから有益な情報、規則を見つけ出すことには多くの時間が必要とされます。そこで本研究室では、アミノ酸の配列データベース、人間の動きによる動作データ、カーナビ等の時空間データベースを対象として、そこから規則性を発見するための手法や、その手法における高速化について説明します。

4.神垣研究室  広島国際学院大学 工学部 情報工学科
POSシステムって何だろう?

POSシステムとは何者なのか!!そしてどのようなところで利用されているのかをシミュレーションモデルを使ってわかりやすく紹介していきます。

5. 設計工学講座  広島市立大学 情報科学部 情報機械システム工学科
微分方程式の応用とシミュレーションおよびコンピュータの設計とテスト
パネル紹介およびデモ
  1. 微分方程式の応用とシミュレーション

    非線形の移流拡散反応を表す微分方程式を利用して、自然現象を表す数値計算モデルを考え、コンピュータを使ったシミュレーションを行っています。江田島湾の赤潮発生の数値計算モデルや人口動態を計算するモデルを示し、そのシミュレーション結果を展示します。

  2. コンピュータの設計とテスト

    多くのコンピュータや家電製品にも使われているVLSI(大規模集積回路)と呼ばれている半導体の中には数億個のトランジスタが入っていますが、そのトランジスタを組み込んだ複雑な回路の設計とテストの方法を研究しています。コンピュータを用いた設計(VLSI-CAD)のデモを通して、VLSIの設計とテストの仕組みを展示します。

6.ネットワーク構成要素学研究室  岡山大学 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻
ディジタル機器からの不要電磁波の予測

みなさんの身の回りにはパソコンはじめとした電化製品があふれています。しかし、これらの電化製品からは不要な電磁波が発生するため、周囲のディジタル機器を誤作動させてしまうことに加えて、無線LANなどの無線通信に及ぼす影響についても問題となっています。私たちの研究室では、この不要な電磁波の発生する原理についての研究を行うとともに、不要電磁波を低減する設計法の開発、不要な電磁波の発生を予測するシミュレータの開発も行っております。

7.ネットワーク構成要素学研究室  岡山大学 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻
レーザレーダによる大気エアロゾルの観測、光集積機能デバイスの開発

ここでは大きく分けて二つの研究について紹介します。まずひとつ目として、レーザレーダによる大気エアロゾルの観測についてです。我々は、みなさんにもなじみの深い黄砂を観測することを通じて、地球規模の大気の流れを解明することを目的とした研究を行っており、ここでは黄砂自動観測システムについて紹介します。

次に二つ目として、光集積機能デバイスの開発について紹介します。今日のようにインターネットで扱われる情報が音声、静止画、動画など多様化する中、大容量、高速通信を可能とするフォトニクスネットワークの構築が進んでいます。皆さんの中にもFTTH(Fiber To The Home)を通して光通信を利用されている方は多いのではないでしょうか?ここでは、そのフォトニクスネットワークでの利用を目指して開発を行っている光集積機能デバイスについて紹介します。

8.電波メディア講座  広島市立大学 情報科学部 情報メディア工学科
自然現象とVHF帯電磁波の関係

私達の研究室では「自然現象を電波でとらえよう」というテーマでさまざまな研究を行っています。今回はその一つとして「地震」という自然現象について発表します。

阪神大震災において地震の直前にラジオの音声に雑音が入るなどの現象が報告されたことなどから、我々は地震とVHF帯電磁波との関係に注目してきました。そして独自の観測システムを構築し、VHF帯電磁波の観測を行うことで地震の研究を進めています。

最近北海道や宮城などで大きな地震が起きたことなどから今までにないほど地震への感心が高まっています。そこで身近に起きた「鳥取県西部地震」や「芸予地震」についての観測結果を展示し、地震とVHF帯電磁波についての説明を予定しています。

9. 電波メディア講座  広島市立大学 情報科学部 情報メディア工学科
地上波デジタル放送:サービスエリアの効率的推定法の検討

2006年より、全国で地上波デジタル放送が開始されます。そのため、放送局は現在のアナログ放送からデジタル放送に切り替える必要があります。しかし、デジタル放送技術の導入にかかる時間、コストなどを考慮すると、全てのサテライト局を同時にデジタル放送に切り替えることは非常に困難となります。そこで、本研究室では「どのサテライト局からデジタル放送に切り替えると、効率良くデジタル放送サービスを提供できるか」について、各放送局からの見通しエリアと、人口密度の比較により検討を行いました。今回はその結果を展示します。

10.三好研究室  広島国際学院大学大学院 知能情報専攻
日本・アジア間の経済的な衛星通信システム

日本企業のアジアへの進出が進み、今後アジアとのビジネスや教育・訓練のための通信需要が増加することが予測される。そこで、従来の通信方法よりも高速で、稼働率も高く、高速に通信できる衛星通信システムを提案する。

また、インターネットから独立したイントラネットであり、安全で安定した通信ができる。このシステムの基本設計を図を使って分かりやすく説明する。

11.電磁波・光デバイス工学研究室  山口大学 工学部 電気電子工学科
人工媒質ってなんだろう??

通信に用いられる様々な信号処理用のデバイスは自然界に存在する物質(自然媒質)によって作製されてきましたが、近年、自然媒質を超える媒質を人工的に作り出すことによって、それを通信デバイスへ応用する試みが始められています。

私たちの研究室では人工的な媒質である人工誘電体及び左手系媒質を独自に開発し、それを用いた世界初の回路デバイスを作製しています。ここでは人工媒質とは一体何かを理解していただくとともに開発したデバイスを展示し、人と人との架け橋となっている通信分野への応用について紹介します。

12.川畑研究室  広島工業大学 工学部 電子・光システム工学科
イオン化粒子で狙い撃て! 〜強磁性体膜の高速成膜化への挑戦〜

近年の半導体産業の発展を支えている電子材料において重要なパラメーターを示すナノオーダー(100万分の1ミリ)の世界、“薄膜形成技術”。

この薄膜作成に用いられるスパッタ法とは、アルゴンなどのガスをイオン化させターゲット材料に衝撃を与ることで原子を飛び出させます。その原子を堆積させることによって膜を形成します。

私たちの研究室では作成における新技術として“多重磁極マグネトロンスパッタ法(MMPC)”を開発し、この分野について新たな領域への展開を図っています。スパッタ中の粒子の挙動・発生する光、作成した膜の電磁波に対するシールド効果や、磁性体薄膜による磁気抵抗効果などといった可能性や課題について日夜研究に取り組んでいます。

13.機能集積システム工学研究室  広島大学大学院 先端物質科学研究科、株式会社エイアールテック(共同研究)
LSIって何だろう? / 将来のロボットはLSIから

今年は鉄腕アトム誕生の年です。21世紀はロボットの時代と言われるようにその進歩は目覚しく、ロボットはまさに私達の身近な存在になりつつあります。この陰にはLSI技術の発展が大きく関わっています。ロボットの頭脳であるコンピュータ、目となるカメラなどその構成部品の多くはLSIで作られています。(もちろん、身の回りの電化製品にも当てはまります。)そこで、本展示では1)このように私達の生活に不可欠なLSIの分かり易い説明と、2)ロボットへのLSIの応用として、研究室で取り組んでいる研究の紹介を行います。この中には、例えば、近い将来移動ロボットの目として期待されるワイドダイナミックレンジカメラの研究があります。室内の人や 物と室外の風景等を撮像対象とした場合に、普通のカメラでは室内または室外のどちらか一方の物しかうまく撮像することができないのですが、このカメラを利用すると両方の物をうまく撮像できます。実際にデモでその様子をご覧頂きます。

14.複雑システム制御論研究室  広島大学大学院 工学研究科
コンピュータで制御しよう!

“制御”という言葉はあまり耳にしないと思いますが、実は私たちの身の回りのありとあらゆるところで使われています(エアコン、炊飯器、自動車etc…)。この“制御“を誤ると便利である機械たちは、一瞬にして凶器と化してしまいます。人間も生活しているなかで、いろんな制御を行っています。例として、自転車に乗ることを考えましょう。誰でもいきなり自転車に乗れるわけではありません。何回も練習を重ねることで乗れるようになります。つまり、何回も“練習(試行錯誤)“することでその“乗り方(制御方法)“を習得していくわけです。そしてその“乗り方“は脳に記憶されます。では、ロボットが自転車に乗るにはどうしたらいいでしょうか?まず、操作者がいろいろ“試行錯誤“し、上手く乗れたときの操作方法(制御方法)を“データ“として保存するわけです。いくつかの“データ“が得られると、そのデータを用いることにより、上手くロボットを自転車に乗せることができるようになります。このような制御方法を用いて、実際に機械を制御してみます。さて、あなたはコンピュータよりも上手く制御できるでしょうか?

15.村山研究室  熊本大学大学院 自然科学研究科
近未来型上肢運動機能評価システム

円をなぞるだけで、上肢の運動機能がわかります。いつでも、どこでも、簡単に測定を行うことができ、測定結果も専門の学生が親切に説明を致します。

この機会に是非とも測定してはいかがでしょうか?

16.磁気計測システム研究室 福祉情報分野  島根大学大学院 総合理工学研究科 電子制御システム工学科専攻
手ぶれ補正を行うペイントツール

近頃のパソコンの普及は著しいものがあり、障害を持つ人たちにとってもパソコンは重要になってきています。しかし、マウスやキーボードなどが主な入力デバイスは障害者にとっては使いやすいとは言い切れません。そこで、本研究室では障害者支援インターフェイスについて研究を行っています。今回はマウスでの入力の支援を行うために、手ぶれの補正を行い、マウス操作で滑らかな線が描画できるようなペイントツールの展示を行います。

17.秦研究室・澤田研究室  香川大学 工学部 知能機械システム工学科
ものの形を見る、人間の行動・感情を理解する

<秦研究室> 私たち人間が物を見たときに、それがどういう形をしているかというのは分かると思います。しかし、同じ事をコンピュータにやらせようとするとどうでしょうか?人間が見る場合と同じようにはいきません。そこでコンピュータに物の形を理解させるための研究を行っています。様々な形をした物を、撮影した画像から見つける(または見る)ためのシステムの紹介を行います。

<澤田研究室> 近年、コンピュータや機械の性能は飛躍的に向上し、人間とこれらを繋ぐヒューマン・インタフェースの研究が盛んに進められています。我々は音声・視線・表情・動作などに着目し、人間の意図・感情を抽出、認識する研究を行っています。ここでは、コンピュータが人間の表情を読み取る研究と、ジェスチャや表情を用いたコミュニケーションシステムを紹介します。

18.データベース工学研究室  広島大学大学院 工学研究科 情報工学専攻
いろいろな画像や映像を見つけよう!

本研究室で行っているマルチメディア検索に関連する、2つの研究を紹介します。

1つはウェアラブルコンピュータを使って注目した情報を自動的に記録し、その情報を検索する研究です。注目した情報をその都度、手動操作で撮影したり、欲しい写真を探し出すには手間がかかります。本研究では、眼の動きを解析して、注目時の視界画像を自動的に撮影します。また、いつ、何に、どれだけ注目したかなど、撮影時のユーザの眼の動きからわかることを手がかりにして、撮影された大量の視界画像の中から、必要とする視界画像を検索するシステムを紹介します。

もう1つは映画の要約に関する研究です。映画には、様々な編集技法が巧みに使われています。それらの編集技法を手がかりとして、映画の中で視聴者に強い印象を与える場面を抽出しています。本研究では、動きが激しい場面、緊迫した場面、落ち着いた場面、カメラを動かしている場面を検出しています。これらの場面をつなぎ合わせて、短時間で映画の内容が理解できるような要約映像を生成することを目指しています。

19.古市研究室  山口東京理科大学 基礎工学部 電子・情報工学科
圧縮データの再圧縮への試み

当研究室の主な研究課題は、古典情報理論とその応用、及び、光通信理論を含めた量子情報理論における最近の話題、さらに、情報理論から派生した符号暗号理論と代数曲線の関係に関する研究です。古典・量子を問わず情報(エントロピー)に関連する数理的分野に興味を持って新たな研究に挑戦しています。

今回の発表では、これらのテーマのうち、既に圧縮されたデータをさらに圧縮するためのデータの変換方法についてお話ししたいと思います。一般に、圧縮されたデータを再圧縮しても効果は薄いことが知られていますが、この研究では、圧縮されたデータをビット単位のある可逆な変換を用いることで、jpegなどで既に圧縮された画像データのデータ量を削減することを目指しています。

20.自然言語処理学講座  広島市立大学 情報科学部 知能情報システム工学科
ゼロ代名詞の検出??見えないものを探す

「ケンはユミを追いかけた。大学の正門で、やっと捕まえた。」

日本語の簡単な例文です。誰が誰を捕まえたのかも、すっとわかりますね。しかし、英語では、he(ケン)が her(ユミ)を捕まえたとはっきり言わないとダメ。

どちらの代名詞も、日本語では省略されています。これを「ゼロ代名詞」と言います。つまり、見えない代名詞というわけです。英語を話す外国人が日本語を学習するとき苦労するのが、この見えない「ゼロ代名詞」です。

それをコンピュータで自動的に検出して、外国人の日本語学習を支援する??これが、この研究の目的です。

最後に、もう1つ例文を読んでみてください。ゼロ代名詞が2つ見えますか?

「ケンはコンピュータ・ソフトを友だちに売った。」

21.防災システム工学講座  山口大学 工学部 知能情報システム工学科
防災情報システム

山口県の整備する土木防災情報システムの1つとして現在開発をすすめている簡易高潮予測システムに関する説明とデモを行います。また、小規模自治体を対象とした災害時の被害情報共有システムについても同様に説明、デモを行います。

Company Exhibition - 企業展示(3件)

1.NTTドコモ中国株式会社  広島県
ドコモ的モバイルキャンパス! 〜モバイルの可能性〜

キャンパスライフをより快適にするモバイルツール「シグマリオンV」や「@FreeD」等、ドコモのモバイルマルチメディアのご紹介や、究極のコミュニケーションツールTV電話を利用した“ビジュアルミニュケーション”を簡単に体験していただけます。また、最近話題の「二次元バーコード(QRコード)」の作り方・利用方法をお教えします。

2.三陽機器株式会社  岡山県
応援します農作業、お役に立ちます電子制御

従来、重労働を余儀無くされていた農作業は、作業の機械化により、かなり改善されてきました。しかし今後、農家の高齢化がますます進む中で、より快適で安全な作業が待ち望まれています。私どもは、「重い、汚い、危ない」作業をできる限りなくし、農家の方々によろこばれる製品を開発しています。本日はそれらの一部を展示させていただきます。

3.広島エルピーダメモリ株式会社  広島県
最先端DRAM技術とその応用

半導体メモリDRAM製品は、パソコンの標準メモリを中心に用いられてきましたが、今現在 メモリ市場は大きな変化が起こっています。 携帯電話、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、DVDプレーヤー、ゲーム機、プリンタ等、いわゆるデジタル家電の分野にも、DRAMメモリが広がり始めているのです。エルピーダメモリでは、デジタル家電の分野への市場進出を狙い、高速化・低消費電力化・使用温度範囲拡大・小型化等の付加価値をつけた大容量DRAMメモリの製品開発・微細加工プロセス開発・0.11um製品量産化を他社に先駆けて実現しました。 この中で広島エルピーダメモリ株式会社は、半導体メモリ製品量産化技術を担っています。 今回の展示会では、当社で製造するDRAM製品紹介の展示を中心とし、最先端DRAM技術や応用技術等を紹介する予定です。