IEEE Kansai Section Alexander Graham Bell Medal受賞記念特別講演会

IEEE 関西支部会員各位
IEEE Kansai Section Members

2002年5月1日
IEEE 関西支部
支部長 長尾 真

2002 Alexander Graham Bell Medal受賞記念特別講演会

拝啓

 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃学会活動にご理解をいただき ありがとうございます。
 さて、この度IEEE関西支部前支部長の中原恒雄様 (住友電気工業(株)特別顧問) が、 IEEE Alexander Graham Bell Medalを受賞されることが決定しました。関西支部としま しても、まことに喜ばしいことで大変名誉なことと考えております。
 つきましては、下記スケジュールで、受賞記念特別講演会を開催することとなりました。 参加ご希望の方は下記参加申し込み先へ必要事項を記入の上、電子メールにて、ご連絡下 さるようお願い致します。
 なお、会員以外の方も参加可能ですので、お誘い合わせの上、多数ご参加ください。

                   

敬具

技術講演会概要

講演会テーマ(Title)

新IT時代における光ファイバ -第3世代の光通信-

講演者(Lecturer)

中原 恒雄 氏 (住友電気工業(株) 特別技術顧問)

日時(Time & Date)

平成14年7月1日(月)15:00~16:30

場所(Place)

中央電気倶楽部317会議室
大阪市北区堂島浜2-1-25
堂島地下街南詰を右へ上り、右へ約50m、左側のレンガ造り建物
地図:
http://www.chuodenki-club.or.jp/map/annai.html

主催(Organizer)

IEEE関西支部

共催(Co-Organizer)

電子情報通信学会関西支部

協賛(Sponser)

電気学会関西支部

講演概要(Abstract)

 もし、光ファイバがなければ現在のインターネット時代は到来しなかった であろう。本講演では、光ファイバの黎明期から今日に至るまでの光ファイ バの近代技術史上、最も重要なことを回顧し、そして現在尚喫緊となってい る研究開発の重要課題について述べる。更に最近新しく芽生えつつある革新 技術について考察し、これから予見される次世代の光通信と光ファイバにつ いて展望する。
 1970~80年代は、機械強度の改善、低損失化および低コスト化が最も重要 な課題で あり、需要は電話の為の通信が主流で、TDM方式が追求され、開発 量産された光ファイバ第一世代。
 1990年に入って、エルビウムドープ特殊光ファイバを用いた光ファイバ増 幅器が開発され実用化されるに到り、時恰も急激に増大するインターネット の需要に対応するため、TDMに加えてWDMが導入され、光ファイバは低損失よ りも広帯域特性がより重要になり、分散補償ファイバ、非ゼロ分散シフトフ ァイバ等、次々と開発された光ファイバー第二世代。
 最近、高精細画像、動画などのより広帯域なコンテンツの通信需要が増大 しつつあり、また無線技術の進歩と相俟ってユビキタス通信時代が到来する と予測されている。また新しい要素技術としての時空間光システム、フォト ニッククリスタル技術等の出現により、将来光通信システムのアーキテクチ ャーが大きな転換が予想される。この新しい世代に対応すべき光ファイバー を第三世代と呼ぶ。
 本講演では、今まさに始まろうとする新時代を予見しつつ、これら三つの 世代の光ファイバーについて歴史を回顧し、将来を展望する。

講演者略歴(Biography)

 1953年東京大学電気工学科卒業、同年住友電気工業(株)入社、85年副社長、 91年副会長、96年より特別技術顧問。
この間(社)日本工学アカデミー副会長、大阪国際サイエンスクラブ理事長、 IEEE Secretary、新技術協会会長、IEEE 関西支部長、電子情報通信学会関西支部長、 IEEE Japan Council Chairなどを歴任。
電気通信学会(稲田賞、岡部賞)、藍綬褒章、発明奨励功績賞、高柳記念賞、 IEEE Eric E. Sumner Award、IEEE Alexander Graham Bell Medalなど受賞。

参加費 (Fee)

無料 (Free)
定 員:50名

参加申込み先 (Contact for registration)

FAXまたはE-mailで所属、氏名、連絡先を下記にお申込み下さい。
  申込先:
619-0238 京都府相楽郡精華町光台2-4
NTT コミュニケーション科学基礎研究所
     社会情報研究部内 IEEE関西支部事務局
Tel: (0774) 93 5308
Fax: (0774) 93 5305
E-mail: ieee-ks@cslab.kecl.ntt.co.jp

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