2025年12月12日(金) 13:00-16:25
立命館大学梅田キャンパス多目的室 + オンライン
アクセス
参加定員 会場:70名、オンライン:100名 参加費:無料
参加申込(期限: 11/28(金): 以下のURLまたはQRコードから申し込みください。)
参加申し込みURL
IEEE INDUSTRY ENGAGEMENT WORKSHOP (IEW) IN KANSAI 2025開催のご案内
~ 大阪・関西万博の技術的側面 ~
いのち輝く未来社会のデザインをテーマに、2025年大阪・関西万博では、未来社会の実験場として、各国からのパビリオン出展に加え、未来社会ショーケース事業など日本国内からも多くの企業・団体が持つ先端技術やシステムの実証や実装が行われました。その中にはIEEEが取り扱う技術分野に関係する技術も多く用いられています。本ワークショップでは、大阪・関西万博における出展を技術的側面から支えた講演者を招き、利用された技術について学ぶとともに、未来社会に必要となる技術開発とその課題について理解を深めます。IEEE会員の皆さまのみならず、広くお声がけいただき、多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
プログラム ・13:00-13:10:オープニングセッション IEEEジャパンカウンシル Chair 末松憲治(東北大学) IEEE関西支部Chair 尾上孝雄(大阪大学) ・13:10-13:55:Cranebio株式会社 最高技術責任者 齋藤敬太氏 「 DNAオリガミ技術を活用した簡易検査システムの構築 」 ・13:55-14:40:大阪大学大学院基礎工学研究科 教授 兼 ATR 石黒浩氏 ATR インタラクション科学研究所長 宮下敬宏氏 「 「いのちの未来」パビリオンの概要と技術 」 ・14:40-14:50:休憩 ・14:50-15:35:神戸大学大学院工学研究科 教授 寺田努氏 「 美容・健康のための常時センシングとフィードバック 」 ・15:35-16:20:NTT人間情報研究所 サイバー世界研究プロジェクト 島村潤氏 「 IOWN x 空間伝送 ~離れた空間がひとつになるコミュニケーション体験~ 」 ・16:20-16:25:クロージング (17:15~、交流会(イビス大阪梅田(会場から徒歩2分) 会費制)
主催:IEEE ジャパンカウンシル, Industry Promotion Committee IEEE 関西支部
講演タイトルと概要
講演1:DNA オリガミ技術を活用した簡易検査システムの構築 Cranebio 株式会社 最高技術責任者 齋藤敬太氏
概要:DNA オリガミはDNA を素材とする数ナノメートルオーダーで制御されたナノ 構造体を形成する技術である。加えて、DNA オリガミはその構造体が特定の条件下で 変化するという点も特筆すべき特徴であり、アカデミアにおいてはこの特徴を活かし たナノロボット部品の報告がなされている。他方、簡易診断の分野においては、「分子 の存在を認識した」という情報を可視光など「人間が認識可能」な情報にどう変換す るかが課題の一つであり、特に電力不要な化学的情報変換はビジネスモデルの構築に おいて極めて有利になる。講演においてはDNA オリガミの特徴と、特に「構造変化 する」という性質に着目した弊社の検査ソリューションについてご紹介する。
講演2:「 いのちの未来」パビリオンの概要と技術 大阪大学大学院基礎工学研究科 教授 兼 ATR 石黒浩氏 ATR インタラクション科学研究所⾧ 宮下敬宏氏
概要:シグネチャーパビリオン「いのちの未来」では、『今後技術がさらに進化し、 人間とロボットやアンドロイドとの距離がもっと近くなったら、人間のいのちの可能 性はさらに拡がる』、というコンセプトのもと、多様な企業やクリエイターが考えた 50 年後の社会や製品、日本文化の在り方、1000 年後のいのちの姿、そしてさまざまな ロボット・アンドロイドとの出会いを皆さんに感じ・考えて頂くよう展示を行い、多 くの方々が来場された。本講演では当該パビリオンの概要や構成、さらに多数のアン ドロイドを接続・制御し、未来の世界を創出するために用いた技術について紹介する。
講演3:美容・健康のための常時センシングとフィードバック 神戸大学大学院工学研究科 教授 寺田努氏
概要:講演者らの研究グループでは、常時センシングと状況依存フィードバックに よって我々の健康・美容に起こる変化を見据え、さまざまな研究を進めている。特に、 我々と株式会社桃谷順天館との共同プロジェクトにより、肌のバリア状態センシング と肌状態に応じた自動化粧水噴霧機能をもつシステム「Skin Voice」を開発し、大阪 万博ヘルスケアパビリオンにおける展示ではシステムを1300 人以上が体験した。 本講演ではこのSkin Voice の展示結果を中心に、常時センシングとフィードバックに よって我々の生活がどう変化するのかを議論する。
講演4:IOWN x 空間伝送 ~離れた空間がひとつになるコミュニケーション体験~ NTT 人間情報研究所 サイバー世界研究プロジェクト 島村潤氏
概要:NTT は、人と人とをつなぐコミュニケーションの進化をテクノロジーとともに 支えてきた。2025 年日本国際博覧会(大阪・関西万博)においても、NTT パビリオン において未来のコミュニケーションの創出に取り組んだ。近年、通信技術は進化した が、共感や気配といった非言語的な要素は十分に伝えられていない。そこで筆者が 所属する研究所では、数十年先の未来社会において、五感を通してまるで同じ空間に いるような未来のコミュニケーションの実現をめざし、関連技術の開発に取り組んで いる。本発表では、万博におけるPerfume のライブ伝送実験を例に、「動的3D 空間 伝送再現技術」と「触覚振動音場提示技術」、そして実証実験の内容を紹介する。