IEEE Kansai Section 第65回技術講演会
The 65th IEEE Kansai Section Lecture Meeting

IEEE 関西支部会員各位
IEEE Kansai Section Members

IEEE Kansai Section
Chair Shigeru Katagiri
片桐 滋

IEEE Kansai Section第65回技術講演会のご案内
The 65th IEEE Kansai Section Lecture Meeting

IEEE関西支部では,会員サービスの一環として,技術講演会を企画・実施しています。
第65回は,南海 史朗氏(パナソニックヘルスケア株式会社)と林 秀樹氏(住友電気工業(株))をお招きし, 下記のとおりに開催致します。

IEEE会員以外の方もご参加いただけます。ご周知頂ければ幸いです。

IEEE Kansai Section will have the 65th IEEE Kansai Section Lecture Meeting as follows.

IEEE関西支部技術講演会

講演会テーマ(Title)

「企業における最先端技術への挑戦 ~血糖センサと化合物半導体~」

講演者(Lecturer)

南海 史朗 氏(パナソニックヘルスケア株式会社 技術企画室)

林 秀樹 氏(住友電気工業株式会社 フェロー, 情報通信・システム事業本部 技師長, IEEE フェロー)

日時(Time & Date)

2011年9月29日(木)14:00-16:40
Thursday, September 29, 2011, 14:00-16:40

場所(Place)

住友ビルデイング12階中会議室 
    大阪市中央区北浜4-5-33
     住友ビルデイング

主催(Organizer)

IEEE関西支部
AC・Net(情報通信技術研究交流会)

言語(Language)

日本語(Japanese)

プログラム(Program)

講演会: 14:00-16:40

  ・14:00~14:05
      開会の挨拶
  ・講演1
   14:05~15:05
      講演「血糖センサの開発」
        南海 史朗 氏 (パナソニック ヘルスケア(株)顧問)
   15:05~15:20
    質疑応答
  ・講演2
   15:25~16:25
    講演「化合物半導体 ---限りなき可能性を求めて---」
        林 秀樹 氏 (住友電気工業(株)フェロー)
   16:25~16:40
    質疑応答

懇親会:17:00(講演会終了後)~18:30頃


講演内容(Abstract)

南海 史朗 氏 (パナソニック ヘルスケア(株)技術企画室 顧問)

「血糖センサの開発」

 糖尿病の患者数は増加の一途を辿り、2007年の厚労省調査によると国内では 予備軍を含めて推定2,200万人に達し、世界では2025年に3億3,300万人になると 言われています。
 今回ご紹介する血糖センサは、患者さんが家庭などで自分で血糖値(血液中 のぶどう糖濃度)を測定、管理するために使用されるものです。当初はバイオ 燃料電池の研究からスタートし、電池開発を断念した後、血糖センサへの応用 展開へと方向を修正し、電流値をもとに患者さんが簡単に血糖値を測定できる センサの開発を目指しました。
 電池開発から実用化に至る13年間の経緯を中心に、測定原理、開発ポインに も触れながら悪戦苦闘の開発物語をご紹介し、併せて今後に対する想いをお話 します。

林 秀樹 氏 (住友電気工業(株)フェロー)

「化合物半導体 ---限りなき可能性を求めて---」

20世紀後半以降の革命的なエレクトロニクスの進歩は私たちの社会を大きく変え てきましたが、この主役は何と言っても集積回路(IC)で、その材料はシリコン (Si)半導体です。このSi半導体はSiという一種類の元素からできている半導体 ですが、2種類以上の元素から構成される化合物半導体は、その元素の組み合わ せによって実に多くの種類の半導体が形成でき、Si半導体では得られない特長を 持った多くの半導体デバイスが実現できます。その一つは発光デバイスであり、 用いる化合物半導体の種類によっていろんな色(波長)の発光デバイスができま す。皆さんがお使いになっているCDやDVDプレーヤに用いられている赤外、赤 色、青紫色のレーザや、携帯電話のバックライトやLEDランプの白色LED、光ファ イバ通信に用いられている赤外の半導体レーザなどがあります。またトランジス タなどの電子デバイスでも携帯電話などに多くの化合物半導体デバイスが用いら れています。さらに今後ますます市場が拡がると予想されるパワーエレクトロニ クス分野で活躍するパワーデバイスにも低損失、高耐圧、高速動作、高温動作が 可能になることにより、化合物半導体が期待されています。本講演では、これら 化合物半導体デバイスについて、ここ四半世紀の開発の歴史をとおして述べたい と思います。

講演者略歴(Biography)

南海 史朗 氏 (パナソニック ヘルスケア(株)技術企画室 顧問)

1975年旧松下電器産業(株)入社、同社中央研究所でリチウム電池の開発に従事。 並行して1977年より酵素電池系の研究をスタート。
1980年よりバイオセンサへの応用展開を進め、1991年末より血糖センサとして量産開始。以後、本社R&D部門でバイオセンシングの技術開発を担当。
2011年1月に退職。引続きパナソニックヘルスケア(株)で医療技術開発を推進中

林 秀樹 氏 (住友電気工業株式会社 フェロー, 情報通信・システム事業  本部 技師長, IEEE フェロー)

1973年 京都大学工学部電子工学科卒業
1975・78年 東京大学大学院工学系研究科電子工学専門課程修士・博士課程修了 工学博士
1978年 住友電気工業株式会社に入社、以後化合物半導体デバイスの 研究開発・事業化に従事
オプトエレクトロニクス研究所長、デバイス技術センター長、 半導体技術研究所長、パワーデバイス開発室長などを経て、 現在 同社フェロー、情報通信・システム事業本部 技師長。
IEEEフェロー、応用物理学会フェロー、電子情報通信学会 評議員 輻射科学研究会 評議員、日本工学アカデミー会員


この情報は,IEEE関西支部ホームページでもご覧になれます。
The information on this lecture is at: http://www.ieee-jp.org/section/kansai/ をご覧ください。

参加費 (Fee)

講演会は無料 (Free, only for the lectures)

懇親会費:


IEEE会員: 2,000円
AC・Net法人・大学: 1,000円
AC・Net個人会員: 無料
その他: 2,000円

参加申込み先 (Contact for registration)

IEEE関西支部 テクニカルプログラムコミッティ
Tel: (0774) 93 5518   Fax: (0774) 93 5158
E-mail: ieee-kansai-tpcアットlab.ntt.co.jp
(アットを@に変換し,送信してください。)

参加ご希望の方は9月26日(月)までに,Email(Faxでも結構です)にて以下をお知 らせください。

  • ご所属
  • お名前(ふりがな)
  • IEEE会員番号(会員の場合)
  • 懇親会への参加: 参加/不参加

Please register in advance. E-mail or fax, IEEE member ID (if you have), your name, and affiliation by September 26, 2011 (Monday).

本件連絡先 (For further information)

IEEE Kansai Section Technical Program Committee Chair
中谷 智広 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
ieee-kansai-tpcアットlab.ntt.co.jp
(アットを@に変換し,送信してください。)

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