IEEE Education Society, All Japan Joint Chapter
2016年度第1回技術講演会のご案内

IEEE Education Society, All Japan Joint Chapter
Chair 赤倉 貴子

来る7月9日(土)、IEEE Education Society, All Japan Joint Chapter (E-25)では下記のとおり2016年度第1回技術講演会を開催致します。

皆様の多数のご参加をお待ち申し上げます。

■テーマ

題目
Learning Analytics の研究動向
講師
田村恭久 教授(上智大学)
概要
Learning Analytics (LA) とは、学習者の様々な活動(クイズ回答、教材へのアクセス、機器の操作など)を機械可読データとして取得・蓄積・分析し、学習者や保護者にフィードバックを行ったり、教員や管理者が状況を把握する手助けをする技術である。単位取得や学習到達度などの粗粒度データは従来から扱われており、この分析や利用は研究段階を終え実用化が始まっている。近年クライアントPCの授業利用が普及したことにより、より細粒度のデータ取得が可能となった。しかし、取得データの記述規格 (xAPI, Caliper) が普及した程度で、目的と取得すべきデータとの関連性や分析・フィードバック方法に関しては、様々な仮説が議論されている研究段階にある。LAに関する国際会議は、EDMが2008年から、LAKが2011年から行われている。また標準化団体ISO/IEC JTC1/SC36 (Learning Technology) では2015年にLAのWGが設置され、互換仕様やプライバシーの議論が進展している。本講演ではこれらの経緯や状況を紹介し、今後のLA研究の方向性を議論する。
講演資料
講演資料へのリンク

■開催概要

日 時:2014年7月9日(土) 13:15~13:55

会 場:東北学院大学土樋キャンパス 8号館第1・2会議室
    会場へのアクセス

参加費:無料

※当日10:00より同会場にて、本チャプターが共催する電子情報通学会教育工学(ET)研究会が開催されています.

■言語

講演は日本語で行われます。