2022 IEEE CASS JJC WiCAS Blended Meeting

Let’s find a work-life balance after the COVID-19 pandemic for young researchers and students.

Latest News

2022/12/19
プログラムが確定しました.
2022/12/10
参加申込締切を2022年12月17日まで延長しました!(Click here!
2022/12/05
プログラム(tentative)を公開しました.
2022/11/25
参加申込フォームをオープンしました(申込締切:2022年12月10日).
2022/11/24
Banquet情報を追加しました.
2022/11/23
IEEE CASS Japan-Korea Membership Development Workshopのリンクを追加しました.
2022/11/01
Webページを公開しました.

プログラム

14:00-14:10 WiCAS & DEI の紹介(DEI Chair 上手 洋子 先生(徳島大学))
14:10-14:35 博士課程進学のススメ(藤田 実沙 先生(中京大学 工学部 電気電子工学科 助教))
14:35-14:50 パネルディスカッション:教えて!博士 -あなたの疑問に答えます-
14:50-15:00 休憩
15:00-16:00 招待講演:女性研究者のキャリア形成支援 ―展望と課題―(藤本 哲史 先生(同志社大学政策学部・総合政策科学研究科))
16:00-16:10 休憩
16:10-16:35 特別講演:男性会社員の育児経験紹介(工藤 理一 様(NTT未来ねっと研究所 波動伝搬研究部 超高速ロスレス伝送研究グループ グループリーダ))
16:35-17:00 招待講演者と聴講者を交えたディスカッション

イベント概要

趣旨

IEEE Circuits and Systems Society(CASS)には,IEEE CASS会員,特に女性,マイノリティ,そしてキャリア初期段階の方々のキャリアアップを支援するためのSubcommittee,Women in Circuits and Systems(WiCAS)があります.

WiCASでは女性研究者が活動の中心となり,女性研究者をエンカレッジする様々活動を行ってきました.こういった男女共同参画に関しては,日本では未だに男女での考え方の差が大きく,どちらかと言えば男性の方が無頓着です.COVID-19感染症によって図らずも個々の働き方が変わってきた今こそ,将来を共にするパートナーとのライフプランを考える絶好のタイミングだと考えます.

CASS JJCでは昨年(2021年)に初めてとなるWiCASイベントをハイブリッド(対面+オンライン)形式で開催しました。 そのイベントでは,男女共同参画について研究されている方をお招きし,エンジニアの卵である学生および若手研究者,特に男性に向けたワークライフバランスに関する講演を行っていただきました。 さらに,実際にパートナーと共働きをしている企業の方もお招きし,家事・育児・介護に関する生の声を紹介していただきました. このイベントには多くの聴講者が参加し,大盛況のうちに終えることができました.そして,このようなイベントをまた開催してほしいとの声もあったことから,今年(2022年)も開催することとなりました.

今回のイベントでも「男女共同参画について研究されている方による招待講演」と「企業にお勤めの方(男性)による育児についての講演」を企画しています.加えて,博士後期課程進学というキャリアパスを考えるきっかけを作るべく, 女性研究者による講演「博士後期課程進学のススメ」も行います.前回同様,講演後にディスカッション形式で参加者同士が意見交換も行う予定です.もちろん,今回もハイブリッド形式で開催します.

本イベントを通じて,特に男性に男女共同参画を考えるきっかけになればと考えています.そして,パートナーとの将来を考え,自身が充実した仕事・研究を続けていくためのヒントを得られたらと思っています

主催

IEEE Circuits and Systems Society Japan Joint Chapter (CASS JJC)

協賛

IEEE Circuits and Systems Society Kansai Chapter

IEEE Circuits and Systems Society Shikoku Chapter

IEEE Circuits and Systems Society Fukuoka Chapter

大阪大学大学院情報科学研究科

開催場所

大阪大学 大学院情報科学研究科 A棟2階会議室
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-5
https://www.ist.osaka-u.ac.jp/japanese/access/suita-campus.html

開催日時

2022年12月21日(水)14:00~17:00

開催形式

ハイブリッド(対面 + オンライン)

IEEE CASS Japan-Korea Membership Development Workshop

同日(21日)午前と22日に,本イベントと同じ会場で「IEEE CASS Japan-Korea Membership Development Workshop」が開催されます. WiCASイベントに参加された方は,こちらのイベントにも参加できます. 詳しくは「https://www.ieee-jp.org/section/tokyo/chapter/CAS-04/2022jjc_wicas/development_event.html」をご覧ください.

Banquet

講演終了後の19時より,ホテルメルパルク大阪にてBanquetを開催します.IEEE CASS MemberもしくはCASS Student Memberは無料で参加できます(先着100名まで). それ以外の方は以下の通り会員種別によって参加費が必要です.今,CASS会員になると2023年12月までCASS会員になります.

[Banquet会場]
ホテル メルパルク大阪(〒532-0003 大阪市淀川区宮原4-2-1)
Tel: 06-6350-2111
https://www.mielparque.jp/osaka/

[参加費]
・IEEE CASS Member or CASS Student Member: 無料
・IEEE Member or IEEE Student Member: 5,000円
・Non-Member: 7,000円

【学生限定】2023 IEEE Graduate Student MemberもしくはStudent Member で,かつ会場にて2023 CASS会員になることを承諾された方は,1年間分のCASS学生会員費を免除します.会場でCASS会員になられた方ももちろん懇親会費は無料です.この機会にぜひCASSメンバーになることをお勧めします!

※注意:これまでCASS学生会員になったことがある人はこの特典の対象外です(つまり,今回初めてCASS学生会員になる方限定です).加えて,1年間の会費無料は,必ず「現地」でCASS会員になることを申し出る必要があります.もしWebなどでご自身の手によってCASS会員になった場合,対象外となりますので注意してください.

その他

本イベントは政府や自治体の定めるCOVID-19の感染拡大予防ガイドラインに則って開催します.

会場のある市や町に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令された場合,イベントの中止や内容の一部変更が行われる可能性があります.

参加登録

申し込みフォーム(Click here!)
(受付締切:2022年12月10日(土))

参加費

無料!

但し、Banquet参加費はIEEE会員種別によって異なります.

招待講演:女性研究者のキャリア形成支援 ―展望と課題―(藤本 哲史 先生(同志社大学政策学部・総合政策科学研究科))

講演概要

女性研究者のキャリア形成の促進にはさまざまな要因が関連しますが,その多くは男性も考えるべき事柄です. また一般的に,女性のキャリア形成は制度的な観点で議論されがちですが,これに加えて,個人の心理にも目を向ける必要があります. この講演では,講師のこれまでの研究の一部を織り交ぜながら,女性研究者の職場風土,インポスター現象,ワーク・ライフ・バランス, また男女含めた若手理系研究者に対するキャリア教育や柔軟なキャリア形成のあり方などの話題を取り上げて考えてみたいと思います.

講師プロフィール

藤本 哲史

同志社大学政策学部・総合政策科学研究科教授.専門は社会学(労働社会学および社会心理学).社会心理およびジェンダーの視点に基づき,仕事と家族生活の相互関係に関して幅広く研究を行っている.近年の研究テーマは,理系女性研究者・技術者のワーク・ライフ・バランスとキャリア形成.



【受賞歴】

  • Journal of Japanese Management 2018 Best Paper Award, Tetsushi Fujimoto, Hideki S. Tanaka, and Shiming Xia, "Impacts of Overtime Reduction on Psychological Well-being for Japanese Research and Development Engineers: Positive and Negative Sides of Work Time Regulations." (Journal of Japanese Management, Volume 1, No.1, pp.27-43) .
  • Outstanding Author Contribution Award, The 2015 Emerald Literati Network Awards for Excellence, Tetsushi Fujimoto, Sayaka K. Shinohara, and Tsuyoshi Oohira, "Work-Family Conflict and Depression for Employed Husbands and Wives in Japan: Moderating Roles of Self and Spousal Role Involvement." (Contemporary Perspectives in Family Research Volume 8A、pp.135-162).
  • 大会優秀賞, 経営行動科学学会第15回年次大会 (2012年11月17・18日), 藤本哲史・篠原さやか「女性研究開発技術者のプロフェッショナル・コンフィデンスとキャリア継続」

特別講演:男性会社員の育児経験紹介(工藤 理一 様(NTT未来ねっと研究所 波動伝搬研究部 超高速ロスレス伝送研究グループ グループリーダ))

講演概要

パートナーと、3人の子供(11才、9才、4才)との生活を軸として、会社員として研究開発とマネジメント業務をしています。私の事例をご紹介することで、男女共同参画における会社員の家庭内でのあり方について考える一助になればと思います。事例としては、家庭の中での役割、パートナー出産後の生活と育児休暇について、あとは子供を連れた海外居住と育児についても少し触れつつ、お話しする予定です。

講師プロフィール

工藤 理一

2001年 東北大・理・宇宙地球物理学卒.2003年 東北大・理・地球物理学科・修士課程了.同年日本電信電話(株)入社.2010 年 京都大学大学院情報学研究科博士後期課程了.

博士課程進学のススメ(藤田 実沙 先生(中京大学 工学部 電気電子工学科 助教))

講演概要

学士課程の先には修士課程,修士課程の先には博士課程があります. キャンパス内で修士学生はよく見かけますが,博士学生はあまり見かけず, ちょっと謎の存在と感じているのではないかと思います. 本講演では,2020年3月まで博士学生だった講演者の経験に基づき, 博士学生はどのような生き物なのか,博士課程の先には何があるのかをお話ししたいと思います. 講演を通して博士課程を身近に感じていただき,将来の選択肢の一つに加えていただけると嬉しいです.

講師プロフィール

藤田 実沙

2015年 日本工業大学工学部電気電子工学科卒業, 2017年日本工業大学大学院工学研究科電子情報メディア工学専攻博士前期課程修了, 2020年東京理科大学大学院工学研究科経営工学専攻博士後期課程修了.博士 (工学) . 現在,中京大学工学部電気電子工学科助教.

Contact

本イベントに関するお問い合わせは以下のCASS JJC幹事団までお願い致します.

ieee-cas-jjc2022[at]googlegroups.com
※[at]を@に置き換えてください.