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                                                 IEEE MTT-S Kansai Chapter
                                              Chair 真田 篤志

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     「国内における5G研究開発プロジェクトの成果とその応用」ワークショップ 開催案内
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概要:
2015年度〜2018年度の4年間実施された総務省の5Gに関する研究開発プロジェクトの成果のうち、
SHF帯を用いた無線アクセスシステム技術の研究開発成果について、プロジェクトメンバ3社に
それぞれの取組みを総括した内容をご講演いただきます。また、それら講演に先立ち、
このプロジェクトの取りまとめを行ったNTTドコモさまより、5G無線アクセスシステムの全体像及び
プロジェクトの全体概要を説明するとともに、電波伝搬技術を含めたNTTドコモの研究開発成果、
並びに、プロジェクト成果を用いた総務省の5G総合実証試験の最新動向をご紹介いただきます。
また、講演会場におきまして、各講演でご紹介いただきます5Gの試作基地局装置につきまして、
無線ユニット部分を中心に静態展示も実施いたします。

●主催: IEEE MTT-S Kansai Chapter
●日時: 2019年3月17日(日) 13:00〜17:00
●場所: 大阪大学豊中キャンパス 基礎工学国際棟シグマホール
 〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町
 地図やアクセスに関する情報:
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
上記アクセスマップの21. 基礎工学国際棟です。
 ※ 阪急電車宝塚線で「石橋」駅(特急・急行停車)下車、東へ徒歩約25分。
   大阪モノレールで「柴原」駅下車、徒歩約15分。

●参加資格: どなたでも参加できます。
●参加費: IEEE会員は無料です。
     非会員は資料費、会場費、講師招聘費等の実費をご負担いただくため、
     聴講費1000円をいただきます。
     学生は会員、非会員を問わず無料です。

●事前申し込み: 文末にある「Web登録」の案内をご覧下さい。

●プログラム
テーマ: 国内における5G研究開発プロジェクトの成果とその応用
オーガナイザー: 奥村 幸彦(NTTドコモ)

講演1
・タイトル:5G実現に向けたR&Dの取り組みと5Gを用いる新たなサービスの協創
・Title: R&D Activities for 5G Realization and Co-Creation of New Services using 5G
・講師: 奥村幸彦 様(株式会社NTTドコモ)
・概要: 2020年以降の多種・多様なサービス・アプリケーションの提供に向けて、第5世代
移動通信システム(5G)では、第4世代移動通信システム(4G)からの更なる能力向上をめざし、
大容量化、高速化、低消費電力化を実現する技術の研究開発が実施された。本講演では、
国内各社と共同で実施したSHF帯を用いた無線アクセスシステム技術の研究開発の概要と
主要な成果を紹介するとともに、研究開発で確立された5G技術を活用し、多様な業界の
パートナーと推進している5Gを用いた新たなサービスの協創やその実証試験の取組みに
ついて紹介する。

講演2
・タイトル: 5G超高密度分散アンテナシステムによる大容量化への取り組み
・Title: R&D Activities for Capacity Enhancement using 5G Ultra High-Density
           Distributed Antenna Systems
・講師: 瀬山 崇志 様(富士通株式会社)
・概要: スマートフォンの普及に伴い,モバイルデータトラフィックは急速に増加し続けている。
2020年には月あたり30エクサバイトにも到達すると予測されているモバイルデータトラフィックを
収容するために、第5世代移動通信システム(5G)では従来の移動通信システムに比べて
大幅な大容量化が必要とされている。本講演では、5G時代の大容量化のために取り組んだ
超高密度分散アンテナシステムの研究開発成果について紹介する。

講演3
・タイトル: 5G向け低SHF帯C-RAN Massive MIMOシステム
・Title: Low-SHF-Band C-RAN Massive MIMO System for 5G
・講師: 海野 義博 様(日本電気株式会社)
・概要: 5Gの大容量化を実現する技術として、早期活用の期待される低SHF
(Super-High-Frequency) 帯におけるMassive MIMO (Multi Input and Multi Output) に着目し、
デジタルビームフォーミングを行う低SHF帯Massive MIMO AAS (Active Antenna System)、
およびそれを搭載した複数のアクセスポイントを持つ低SHF帯C (Centralized) -RAN Massive
MIMOシステムを開発し、屋内外にて評価を行った。

講演4
・タイトル: 5Gにおける高SHF帯広帯域Massive MIMO向けハイブリッドビームフォーミング
               システムの開発
・Title: A Hybrid Beamforming System for High SHF Wideband Massive MIMO in 5G
・講師: 中溝 英之 様(三菱電機株式会社 情報技術総合研究所)
・概要: 第5世代移動通信システム(以下5G)には、急増する移動通信のトラフィックを収容するために
超高速伝送が要求されている。その実現に向けて、広帯域幅を確保できる28GHzなどの高SHF帯の
利用が進められており、同帯域で大きくなる伝搬損失を補償しさらに同一周波数同一時間に複数信号を
空間多重伝送できるMassive MIMO 技術は5Gに有効な手段となる。高SHF帯でMassive MIMOを
低回路規模で実現する方式として、当社はアナログビームフォーミングとデジタル信号処理とを融合した
ハイブリッドビームフォーミングシステムを提案し研究開発を進めている。本講演では、ハイブリッドビーム
フォーミングシステムにてアナログビームフォーミングを担うアンテナRFフロントエンドモジュールの
開発内容とともに、ハイブリッドビームフォーミングシステムにて実施した高速伝送実験の結果を示す。

なお、最新の情報は下記のサイトにてご確認ください。
  http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/

*******参加登録のお願い*******
会場・配布資料の準備のため、なるべく正確な参加人数を見積もりたく存じます。
当日参加も可能ですが、事前申し込みに是非ご協力ください。
申込締切:2019年3月12日(火)までにお申し込みいただけると幸いです。

■Web登録  IEEE MTT-S Kansai Chapterのホームページ
  http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/
にアクセスいただき、右下に表示されます「参加登録」より参加登録をお願いします。