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IEEE Kansai Section 会員各位

                  IEEE MTT-S Kansai Chapter
                       Chair 柏 卓夫

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     「メタマテリアルの新しい応用・展開」ワークショップ 開催案内
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概要:
 メタマテリアルと呼ばれる構造体を構成することで、従来の媒質には
無かったような形で電磁波伝搬を制御することができ、マイクロ波回路
から始まり光の領域まで、その研究は広がりを見せてきました。
本チャプタでは、マイクロ波帯における機能回路の研究・開発が活発に
行われ始めた頃より、何度かそのワークショップを開催し、最新の話題を
紹介してきました。今回は機能デバイスの開発に留まらない、メタマテリアル
の考え方をいくつかの分野に発展的に展開し、さらに応用範囲を広げて
ゆこうとする試みについて紹介し、その理論と技術にわたって幅広い
議論を行いたいと思います。

●日時: 2018年 8月25日(土) 13:00〜17:00
●場所: 同志社大学 今出川キャンパス 弘風館35番教室
 〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入
 地図やアクセスに関する情報:
 https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/imadegawa.html
 https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/imadegawa/imadegawa.html?kofukan_building#campusmap
 ※ 京都市地下鉄烏丸線で「今出川」駅下車、徒歩1分。
   京阪電車で「出町柳」駅下車、徒歩約15分。

●参加資格: どなたでも参加できます。
●参加費: IEEE会員は無料です。
     非会員は資料費、会場費、講師招聘費等の実費をご負担いただくめ、
     聴講費1000円をいただきます。
     学生は会員、非会員を問わず無料です。

●事前申し込み: 文末にある「Web登録」の案内をご覧下さい。


●プログラム
テーマ: メタマテリアルの新しい応用・展開
オーガナイザー: 島崎 仁司(京都工芸繊維大学)

講演1
・タイトル:メタマテリアル技術が活きる人の聴覚システム
・Title:Human Hearing System Based on Metamaterial Technologies
・講師:堀井 康史  様(関西大学)
・概要:
人は可聴周波数20〜20000Hzの音波を、120dBのダイナミックレンジで
聴き、0.5%の周波数変化を聞き分ける。聴覚研究の大家V. Bekesyは、
蝸牛内部の基底膜上に生じる進行波が聴覚細胞を刺激して音を聞くと
説明した(進行波説)。本講演では、彼の理論では人の聴覚が持つ
優れた音の解析能力を説明できないことを述べるとともに、メタマテリアル
技術を基礎とした聴覚細胞の共鳴こそが聴覚メカニズムの原点であること
を示す。

講演2
・Title:mm-Wave Metasurfaces for Next Wireless Systems
・講師:Shulabh GUPTA  様(Carleton University)
・概要:
     Metasurfaces are dimensional reduction of general volumetric
metamaterials and functional extensions of conventional Frequency
selective surfaces (FSSs). With rapid developments in the metasurfaces
research across the electromagnetic spectrum, this talk will focus on
the special class of metasurfaces based on Huygens' sources due to
their attractive wave transformation capabilities, and will present
various simulation methods based on finite difference techniques.
It finally will show some recent research on mm-wave metasurfaces and
their potential applications in next generation wireless communication  
systems.

講演3
・タイトル:非相反メタマテリアルとアンテナ応用
・Title: Nonreciprocal Metamaterials and Their Applications to Antennas
・講師:上田 哲也 様 (京都工芸繊維大学)
・概要:
順方向と逆方向で屈折率が正負入れ替わる非相反メタマテリアルと
アンテナ応用に関する研究の最新動向を紹介する。漏れ波アンテナの
高効率化、ビーム走査角の広角化、ビームスクイント低減化技術、
円偏波アンテナの小型化など、アンテナの特性改善を目的として、
メタマテリアルの非相反性増大化および非相反性の周波数分散設計に
ついて紹介を行う。また、非相反メタマテリアルの新しい応用例として、
軌道角運動量(OAM)モード放射について紹介する。

講演4
・タイトル: メタマテリアル技術が拓く電磁波応用の最新動向
・Title:Recent Advancement of Metamaterial Technologies for
          Electromagnetic Wave Control
・講師:真田 篤志 様 (大阪大学)
・概要:
電磁波制御のためのメタマテリアル技術の最新動向について概説する。
覆うと見えなくなる透明マント技術や、実際には存在しないものを
あたかもあるかの如く見せかけるイリュージョン技術について、
変換電磁気学に基づく方法、零屈折率媒質を用いる方法、ホイヘンス
表面を用いる方法など、原理やマイクロ波帯における実験結果を踏まえ
ながら紹介する。その他、共振器、サブ波長解像、OAMコリメーション、
ディラックコーンビームシェーピング技術などの電磁波応用についても
紹介する。



なお、最新の情報は下記のサイトにてご確認ください。
  http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/

*******参加登録のお願い*******
会場・配布資料の準備のため、なるべく正確な参加人数を見積もりたく存じます。
当日参加も可能ですが、事前申し込みに是非ご協力ください。
申込締切:2018年8月21日(火)までにお申し込みいただけると幸いです。

■Web登録  IEEE MTT-S Kansai Chapterのホームページ
  http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/
にアクセスいただき、右下に表示されます「参加登録」より参加登録をお願いし 
ます。