IEEE AP-S Kansai Chapter and MTT-S Kansai Chapter
合同若手技術交流会 2014

2014年 11月 1日(土) 09:30 〜 17:30
関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス関西学院大学会館
(ポスターセッション 風の間, 講演 光の間)

概要
IEEE AP-S & MTT-S 関西チャプターは、関西を主たる活動の拠点とする大学や企業等の技術交流を支援することを目的として、 本年度もIEEE AP-SとMTT-S 関西チャプター合同による若手技術交流会を開催いたしました。 マイクロ波・アンテナの若手技術者を育成強化することにより、将来、関西のマイクロ波分野を繁栄させていこうという狙いのもと、 関西企業の若手技術者には研究の魅力を、学生の皆様には日頃の研究成果を披露頂きました。

参加者内訳
  参加人数 79 名
  内訳: IEEE会員 39 名 (MTT-S会員 13名、AP-S会員 12名、両方 4名、他Society会員 10名)
           非会員 40 名


1. ポスターセッション

午前中は企業の方や他大学・他研究室の学生に研究内容を紹介する機会として、 学生によるポスター発表を行いました。MTT-S側で30件の発表があり、将来性のある先端研究から 新しいコンセプトを含む基礎研究まで素晴らしい研究の成果が発表されました。 研究の将来性やポスターの完成度、説明のわかり易さ、的確な質疑応答などで特に優れた発表者4名にポスター賞をお贈りしました。

ポスターセッションの風景



■IEEE MTT-S Kansai Chapter Best Poster Award

(授賞式は発表後の懇親会にて開催)


横田生吹樹 さん(京都工芸繊維大学)
『人体近傍通信における受信強度の人体上位置依存性』


大石克哉 さん(京都大学)
『伝搬遅延による放射損を利用したメタ原子の等価回路モデル』



尾田一生 さん(龍谷大学)代理:山本さん
『移動型無線電力伝送における受電回路の動的インピーダンス整合回路』


塚本 優 さん(京都大学)代理:岩清水さん
『車両上部へのマイクロ波無線給電システムにおける受電アンテナに関する研究』

2. IEEE MTT-S Kansai Chapter Best Young Presentation Award授与式

6/21に行われました第7回マイクロ波英語発表会でBest Presentation Awardを受賞されました受賞者のうち、 上位2名の方がIEEE MTT-S Kansai Chapter Best Young Presentation Award を受賞されました。 そこで、本若手技術交流会の中にお時間をいただき、 授与式を実施いたしました。 受賞者には副賞として恒例となりましたマイクロ波で焼き付けました焼結皿が石崎Chairより贈呈されました。 おめでとうございます。

受賞者: Mr. Ibuki Yokota (Kyoto Institute of Technology)

“Propagation Characteristics between Transceivers on Human Body for MHz-Band Near-Field Coupling Communication”



受賞者: Mr. Dai Futagami (Ryukoku University)

“Study on Quadruple-Mode Cavity-Type Filter for Base Station”

3. 若手技術者による講演、およびパネル討論

大学を卒業され企業に入社後数年の若手技術者の方に、これまで取り組んでこられた課題や研究成果、 企業研究のあり方や大学との違いなどについて、非常に興味深い内容をご講演頂きました。 また、講演の後の質疑時間やパネルディスカッションでは多くの質問があり、非常に盛り上がりました。

<MTT-S KC 主催>

講演1.宇宙太陽光発電システム用高効率整流器の開発
講演者:田中 俊行(三菱電機)



講演2.LTE対応スマートフォンRFフロントエンドモジュール技術紹介
講演者:塗壁 悠治(村田製作所)


<AP-S KC 主催>
講演3.人の歩行動作を模擬できる動的BANファントムの開発
講演者:山本 尚武(パナソニック株式会社 エコソリューションズ社)


<パネル討論の風景>


懇親会風景

AP-S関西チャプターChairである前田先生の開会のご挨拶および乾杯に始まり、 参加された学生や講演者の方々、先生方がざっくばらんにお話され、 非常にフランクな懇親会となりました。 途中、AP-SおよびMTT-Sのポスター賞の表彰式も行われました。 最後はMTT-S関西チャプターの石崎Chairによります一本締めで締めくくって頂きました。