シミュレーション技術でマイクロ波を考えるワークショップ

2012年 7月 28日 (土)  13:00 - 17:30
京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス 60周年記念館 1階講義室

概要
概要:   近年、マイクロ波シミュレータが急速に普及し、その利用範囲も拡がりEMC, マイクロ波化学・医用応用,MEMS、無線電力伝送など多岐にわたっている。 このような利用分野の拡大、多様化に応えるべく電磁界解析と熱伝導解析、 応力解析を組み合わせたマルチフィジクス機能を有するシミュレータ開発が すすめられている。また、デバイスミュレーションと回路シミュレーション とを連携させた効率的なシミュレータ利用、ならびに市販シミュレータと独自 の電磁界解析の併用ついて研究が進められている。シミュレーション技術の 新たな展開を背景に、昨年、電子情報通信学会に第一種「エレクトロニクス シミュレーション研究専門委員会(EST)」が発足した。本ワークショップでは EST委員長柴田氏にシミュレーション技術のトレンドをお話いただいた後、 シミュレータ開発、利用ならびに電磁界解析の各分野の第一人者をお招きして, 最新の研究開発動向についてご講演をいただき,幅広い議論を行う。

参加者内訳
 参加人数 59名 (IEEE会員35名、非会員24名)


ワークショップ風景

テーマ: マイクロ波シミュレーション技術の最新動向と今後の展望
オーガナイザ&司会: 北澤 敏秀(立命館大学)

講演1.
タイトル:回路と電磁界のシミュレーション
講師:柴田 随道氏(NTT、信学会EST研究会委員長)



講演2.
タイトル:有限要素法を使ったマルチフィジックスの解析
講師:番場 成彦氏、岡田 勉氏(村田製作所)



講演3.
タイトル:デバイスと回路シミュレーションの連携によるGaN HEMTの 半物理的非線形モデル
講師:大石 敏之氏、大塚 浩志氏 (三菱電機)



講演4.
タイトル:電磁界数値解析を基にした回路素子及び開口面アンテナの形状最適化技術
講師:出口 博之氏  (同志社大学)





会場の様子