IEEE Computer Sociery
[C-16] Kansai Chapter

2021年 第2回技術講演会 AI向け次世代計算技術

「AI向け次世代計算技術」をテーマに,木村睦氏,及び山本亮氏を講師にお招きしてオンライン講演会を開催しました.

日時
2021年12月20日(月) 15:00–17:00
会場
オンライン開催(WebEX)

15:10–15:55 ニューロモーフィックシステム&デバイス

概要
AI向け次世代計算技術のひとつとして,脳の構造をハードウェアのレベルから真似るニューロモーフィックシステムがある.本講演では,ニューロモーフィックシステムと,それを実現する最小構成要素である材料・デバイスについて,研究分野の動向から,当研究室での研究成果まで,詳しく説明する. コンパクト化や低消費電力化は,将来のAIのIoTやエッジ実装を可能とするものである.
講演者
木村きむら むつみ (龍谷大学/NAIST)

略歴

京都大学 大学院 工学研究科 修了.東京農工大学 博士(工学) 取得.NAIST 博士(理学) 取得.松下電器産業・セイコーエプソンを経て,龍谷大学に着任し,現在に至る.JAIST 教育連携客員教授・NAIST 客員教授兼務.IEEE EDS Kansai Chapter, Vice Chair.

16:05–16:50 FPGA向けAI推論回路開発

概要
AI(Deep Neural Network対応)推論回路搭載エッジ向けFPGA開発について発表する.精度を意識したネットワーク設計と回路性能・規模のトレードオフを考慮しながら,最適なネットワーク開発をしていくことの重要性を示し,当社でのFPGA向けの軽量化と実際に推論回路を搭載するまでの開発フローを説明する.
講演者
山本やまもと りょう (三菱電機株式会社)

略歴

神戸大学大学院修了後,2007年に三菱電機株式会社に入社.入社後,同社情報技術総合研究所にてASIC/FPGAの設計技術に関する研究開発に従事.

ギャラリー