IEEEの会員資格には、学生会員(Student=S)から始まって、普通会員(Member=M)、上級会員(Senior Member=SM)、および、最高級のグレードであるフェロー(Fellow=F)
があります。このうち、SMまでは会員本人が申請すれば、本部で選考の上しかるべく昇格が認められます。
フェローは、しかるべき推薦者(Nominator)が候補者を本部に推挙し、それを後押しする人たち(Referee、Endorser)がその推薦に確証を与え、さらに当該候補者の活躍する分野をカバーする
ソサエティの意見も加えた一連の書類について、本部に設けられたフェロー審査委員会のメンバーが厳格な審査を行って昇格を決める、業績表彰・アワードのひとつです。
フェロー昇格の審査では、候補者として当該の分野で著名な業績を挙げ、比類のない経験と知見を獲得したという事実が重視されます。
また、その業績が世の中の改革と進歩に役立ったという事実も評価の対象となります。
Nominator や Referee は、候補者が当該の分野で他の誰もがなしえなかった、あるいは考え付かなかった、まったく新しい理論・システム・環境を考案し、
その分野に革新的な変化をもたらしたという事実を証明しなければなりません。
IEEEは毎年、Voting Member の0.1%という、ごく限られた人数のみ、フェローへの昇格を認定します。
IEEEフェローは、その昇格認定が厳しいことで、誰もがその価値を認め、その根拠となった業績に高い尊敬を払います。
いったんフェローになれば、生涯を通じてその称号を名乗ることができ、尊敬を受け続けることができます。
IEEE関連の各学会で、あるいは同様のジャンルをカバーする国内・外の学会において、IEEEフェローのタイトルを名乗れることは、そのまま、
フェロー自身が重要な存在であることを意味します。
会員が大学・研究機関で、あるいは産業界で、その研鑽を極めた証のひとつがIEEEフェローの称号です。
ひとつの支部がどれだけのフェローを擁しているかは、その支部の力をもっともよく表わす指標になっています。
会員諸氏には、ぜひフェローを目指して研究・開発に励んでいただきたく思います。
また、それら研究者・実務技術者を指導する立場にある方・上司に当たる方には、彼ら研究者に最高のモチベーションを
お与えいただくために、ぜひIEEEフェローへご推薦願います。