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IEEE Japan Council 会員の皆様
WIE Japanの第2期会長の任期を終えるにあたり、会員の皆様にご挨拶申し上げます。
WIE Japanは、2005年5月の設立より日本在住の外国人技術者・研究者も含め、日本における女性技術者・研究者のキャリアアップ支援のため地道な活動を推進し、着実な発展をしてまいりました。私は、設立当初より第1期の会長の黒田先生をはじめ、役員の皆様方と共にこの活動にかかわることができたことを非常に誇りに思っております。
日本は1985年に国連の女性差別撤廃条約を批准しながら、女性の人権に関して未解決の問題が多く、世界でも経済的には先進国なのになぜ女性差別の問題だけこんなにも取り残されているかと、国連からもたびたび厳しい指摘を受けている状態です。とりわけ理工系女性が非常に少なく、今後の日本の健全な発展のためにもWIE Japanの活動は、大変重要な意義があります。
さて、ここでWIE Japanのこれまでの活動を簡単にまとめてご報告したいと思います。最初の2年半の第1期は、IEEEの国際学会としての役割を意識して、主に海外からの女性研究者・技術者のロールモデルのご紹介を中心にしました。重責を担っていらっしゃる学長や学部長、研究所長クラスから若手技術者まで幅広く講演者をお願いし、好評を得ました。ただし、問題としては講演が英語であること、旅費等をあまり出せないため講演者が来日中の研究者に偏ることもあり、参加者が限定されることがありました。
そこで、第2期からは方針を変えて、まず、活動の参加者を広げ、影響力を拡大することに注力しました。まず講演、パネルディスカッションは基本的に日本語で行いました。また、お茶の水女子大学をはじめ幾つかの大学との連携を図りました。若手への働きかけとしてはIEEEの大学院生の活動であるGOLDとの連携などでキャリア支援共催活動を強化しました。WIE Japanは、これまでの経験を活かして地域への活動も展開し、現在首都圏以外の活動も大きく広がっています。こうして、参加者が増加し、幅も広がりました。また、こういう中で役員として活動してくださる方も増え、人的にも財務的にも成長しました。
これらの活動の成果は、今年IEEE本部やリージョン10でも顕著な活動として高く評価され、AWARDをいただきました。これも、一重に会員皆様方のご理解、ご協力と役員の方々の献身的な活動の賜物です。
第3期の会長としては、これまで国際交流担当役員として、また、最近のイベントの中心的実行メンバーとして活躍された岩手県立大学のBasabi Chakraborty先生が就任されます。現在WIE Japanの会員の30%以上が外国人の方である状況の下、外国人会員のニーズを把握し、また、IEEEの国際性を活かし、海外との交流を強化するには、適任の方です。
最後に、第1期および第2期を通じて、会員の皆様、ご協力者の皆様、および、役員の皆様に多大なご支援、ご指導、ご鞭撻をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。特に、第2期のチーフセクレタリーを務めていただいた千葉商科大学の橋本隆子先生には、2人3脚でこの2年間共に活動していただき、大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。今後新しい体制の下WIE Japanが、ますます発展し、日本および世界に大きく貢献することを、そして、日本の理工系女性技術者・研究者の数が増え、世界に羽ばたく女性が増えることを切に願っています。